2011年3月28日月曜日

天罰教の広がり

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● やっぱり、天罰ダ!



 石原老人を教祖にもつ「天罰教」は徐々に世界中に広がりはじめている。
 まずは、ドクロ旗をかかげるシーシェパード。
 次は大阪府府議会議長。
 彼はその発言で自民党からパージされてしまった。

 でも本家本元の教祖の石原老人は逆に応援までうけている。
 この差はミエミエのえこ贔屓。
 なんといっても息子が自民党幹事長。
 身内贔屓といっても、ずばり当たっている。
 家族の温かい絆には誰も勝てない。
 
 さらに中国に広がる。
 天罰教ならぬ、中国お嬢様教
 イヤー、これにはビックリ。

 災難を神が日本に与え、
 日本が泣き、
 突然降りかかった災害の前に
 すべての傲慢は消え、
 戦々恐々とし、
 孤児のように同情を誘っている。

 神は日本を家から追い出し
 災害に満ちた土地だけを与えた。

 石原老人だってびっくりしただろう。
 いや、狂喜したかもしれない。

 その後がなんともユーモラス。

 日本という孤児と比べ、
 良家のお嬢様である中国

 なるほど。
 石原老人だってここまでは考えられなかっただろう。
 
 そして、天罰教はイタリアまで波及する。

毎日.jp 2011年3月28日 11時28分
http://mainichi.jp/select/world/news/20110328k0000e030045000c.html

東日本大震災:伊科学者も「天罰」発言…批判殺到

 【ローマ藤原章生】
 イタリア科学界の権威、国立研究会議(CNR)のロベルト・デ・マッテイ副会長(62)が東日本大震災を
 「神の善意の声であり、天罰だ
と語ったことに批判が集まっている。

 同氏は16日に行ったラジオ講話で、1908年に同国南部で起きた地震について語った聖職者の言葉を借りながら
 「神は罪深い者だけでなく、徳のある罪なき者も罰する
などと述べ、被災者は一種の「犠牲」という考えを示した。

 発言に反発する人々がネット上に辞任を要求するサイトを作り、27日までに約5000人が署名。
 26日付の伊スタンパ紙は1面コラムで、イタリアの守護神、聖フランチェスコをまつる
 「アッシジの大聖堂が(97年の地震で)壊れたのも修道士たちに対する天罰なのか」
と批判した。


 岩手県民よ、
 宮城県民よ、
 福島県民よ、
 あなた方は「徳ある罪なき人たち」だが、
 「神は罪なき人たちも罰する」という、天罰教の被害者なのだ。
 なんという「神」
 これが「神か」
 これは神とはいわない。
 これは「サタン」だ。
 「悪魔だ」
 天罰教とは悪魔教だ。
 悪魔教の教祖は誰。
 痴呆のジッチャンか。
 いや、預言者かもしれない。

 などと言葉を連ねると、石原老人と説法と同じになってしまう。
 老人の論説なんてそんなもの。
 軽薄でいい加減。
 ただ声が大きいだけ
 それを正義と思い込んでいる老人のサガ。
 大声を出したほうが勝ちという考え方。
 これからも天罰教はますます力を得て、世界に蔓延していくことだろう。

 岩手県民よ、
 宮城県民よ、
 福島県民よ、
 ただ、耐えるしか道はない。
 反論すれば言われる。
 「天罰民が」と。
 自分のできることを整々粛々黙々となしていくしか、すべはない。
 ちょっと言葉はきついが、これからの日本が生きていくには整々粛々黙々と進むしか道はない。
 口先鉄砲を打ちまくる客寄せ教祖パンダは、そのうち駆除されるだろう。
 天の神様に。 
 
 人為なら腹が立つ。
 天意と思えば心がやすらぐ。
 逆手でいけ。
 自然と共存せよ。

 などと海の外から言ってもしかたないことでですが、がんばって欲しいのです。
 本当に。
 老人の一人として。
 若い人の出番を妨げるようなことをしては決してならないのです。
 天罰とは若い人の前途を塞ぐことにくだされる
べきなのです。



== 東日本大震災 == 



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