2011年3月28日月曜日

坊主はどこへいった

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● 死体が



 まだまだ被災地は大変なようである。
 ところで「素朴な疑問」なのだが。
 死体となればセットででてくるのが「坊主」
 「坊主はどこへいった

 死体に手向けのお経でも挙げてあげれば、どれほどありがいことか。
 きっと「日本仏教奉仕団」とかいう組織が、数十人の坊主を送り込んで、
 「何もできませんが、お経をあげさせてもらいます
といって活躍していることだと思う。
 死体が誰かはわからないが、周りの人たちは
 「俺達はなにもできないが、
 和尚さんがありがたいお経をあげてくれたぞ。
 これで成仏できるぞ

と涙をこぼしていることだろう。

 なかには、いてもたってもいられず、身ひとつで危地へ乗り込んで誰ともしれぬ死体に向けてお経を挙げている坊主もいるだろう。
 古代、いにしえの日本はそういう坊主があふれていた。
 今だって、どこかの被災地をかけずり廻って、お経を挙げている坊主がいるはずだ。
 「これも、修行です
と言って。
 千日回峰行だけが修行ではあるまい。
 「ビルマの竪琴」という小説・映画があった。
 ビルマ戦線の死者をともらうため坊主になった軍人の話である。
 そういうのをなぜ、マスコミは報道しないのだ



毎日.jp 毎日新聞 2011年3月27日
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110327ddlk26040390000c.html

[京都:京都府警]
東日本大震災:無数の遺体、安置台なく 過酷な中、続く捜索活動

 ◇「早く遺族の元に」

 行方不明者の捜索が続く東日本大震災の被災地に府警の広域緊急援助隊が入り、活動を続けている。
 これまで2次にわたり約400人が派遣され、過酷な環境の中で、行方不明者の救助捜索や犠牲者の検視、身元の確認をしている。
 震災直後に宮城県入りし、検視活動にあたった江河和彦警視(捜査1課)に体験を聞いた。【林哲平】

 第1陣として派遣された検視班19人が14日朝、遺体安置所となった同県気仙沼市立新城小学校の体育館で目にしたのは信じられないような光景だった。
 無数の遺体がブルーシートを敷き詰めた床に並ぶ。
 安置台すらなく、被災した民家から持ち込まれたと思われるカーテンやシーツでくるまれていた。

 遺体の前で手を合わせ、医師と遺体に向き合う。
 多くは近くの介護施設に入所していた高齢者だ。
 室内履きを履いたままの人や、カテーテルを挿入したままの人、中にはランドセルを背負った小学生の女の子も。
 ほとんどが水死。
 「逃げる間もなくあっというまに津波に襲われたのだろう」
と最期を思いやる。
 断水の続く中、なんとかしてポリバケツ1杯の水を入手、顔の泥を落として再び手を合わせるのがやっとだった。

 日没までに42体の検視を終え、所持品や生き残った施設職員からの聞き取りなどで身元確認を進めた。
 「感情を入れると、とてもできる仕事ではない。
 検視官としての目を保つため、無意識のうちに冷静であろうと努めていた」
と作業の過酷さを振り返る。

 警察庁によると、26日午前10時現在、宮城県内の死者は6097人に上り、行方不明者も6237人を数える。
 大規模な火災の影響もあり、見つけても搬送できないままの遺体も多数あったという。
 「これから腐敗が進む遺体の収容や身元確認はますます難しくなる。
 早く遺族の元に返してあげたいのだが」

 府警の第2次派遣隊も宮城県などで活動を続けている。



 朝鮮日報からの被災地ルポから。


朝鮮日報 記事入力 : 2011/03/28 08:57:44
http://www.chosunonline.com/news/20110328000018

東日本巨大地震:被災地仙台を行く、本紙特派員ルポ
被災地への高速道、原発に近く車まばら

 今月11日の東日本巨大地震で大きな被害を受けた東北地方の中心都市、宮城県仙台市では27日、復旧作業が急ピッチで進んでいた。
 市内ではバスやタクシーが走り、花屋や食堂も一部営業を再開した。
 遠く鹿児島からをはじめ、全国各地から救援物資を積んできた車両が並んでいた。
 仙台港には25日、食料品や医薬品など生活必需品1400トンを載せた大型旅客船が到着し、生活必需品の品不足も解消されてきている。
 ボランティア拠点は全国から寄せられたボランティアたちで混み合っていた。

 しかし、仙台市中心部から20分ほど郊外に行くと雰囲気は一変し、まるで戦場を思わせる光景が広がっている。
 ガス、水道、電気が復旧しない場所が多い。
 自衛隊員やボランティアらが復旧作業に当たっているが、当面できることはがれきの始末ぐらいだ。
 被害範囲が広く、ブルドーザー、ダンプカーなどの重機類や人材が不足し、本格的な作業のめどは立たないのが実情だ。
 在日韓国人団体、民団宮城のイ・グンチュル団長は
 「家や店を失った同胞が多いが、あまりに被害が大きいため、どこから復旧すべきか判断できない状況だ」
と話した。

 海岸部にある商業施設やコンビニエンスストアなども津波被害で営業再開が不可能な状況だ。
 ガソリンスタンドには車が数百メートルも並んでおり、深刻な燃料不足が続いている。
 仙台市郊外では給水車が到着すると、数十人が並んで給水を受ける姿が見られた。
 東京から親戚に会うために仙台を訪れた松本さん(45)は
 「避難所で生活する親戚のためにコメ、果物、下着類など生活必需品を準備した」
と話した。
 ガソリンタンクにはガソリンを満タンにしてきた。

 余震が続いている上、東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故も重なり、復旧作業は思うように進まない。
 仙台市は福島第1原発から80キロの距離で放射能に対する懸念も深刻だ。
 仙台の韓国総領事館関係者は
 「留学やビジネス目的で来た韓国人は、放射能漏れ事故以降、大半が韓国に退避した」
と説明した。
 仙台と東京を結ぶ東北自動車道は、福島第一原発から50キロの距離を通っており、周辺では東京の30倍の濃度で放射性物質が観測されている。
 このため、東北道は開通しても救援物資を積んだ車両以外はまばらだ。



朝鮮日報 記事入力 : 2011/03/28 08:57:09
http://www.chosunonline.com/news/20110328000017

東日本巨大地震:「外国人窃盗団」などのデマ飛び交う
陰謀説や「核兵器を隠している」との説も

 東日本巨大地震やそれに伴う津波、福島第一原子力発電所の事故などで不安が広がる中、さまざまな流言が飛び交っている、と朝日新聞が報じた。

 「外国人の窃盗団がいる」
 「自民党寄りの東京電力が民主党政権を陥れるため、福島第一原発の事故での初動対応を遅らせたのではないか」
といったうわさや陰謀説が流れているというわけだ。

 今回の大地震で大きな被害を受けた宮城県警察は今月25日、避難所でチラシを配った。 
 「暴動が起きているといった、あらぬうわさが飛び交っている。惑わされないよう気を付けてほしい」
という内容だった。
 同県警によると、ここ数日間、一日に500-1000件もの通報や問い合わせが殺到しているという。

 一方、中国のあるテレビ局は日本が核兵器を保有しているという説を報じた。
 中国の宣伝用衛星テレビ局は、福島第一原発の事故が発生した当初、日本政府が米国の支援を拒否した理由について、同原発に核兵器を隠しているからかもしれない、と今月18日に報じた。
 この報道内容は、日本や韓国のインターネット上でも急激に広まった。


 ちょっと検索しただけで正確ではないが「日本仏教奉仕団」あるいはそれに見合う組織はないようだ。
 ということは、坊主はまさか、
 「私のBMVが放射能に汚染されては」
と逃げ出したのか。
 ヤクザだって「ベンツ」で被災地に乗り込んで奉仕活動をしているのに、まさか肝心の
 坊主が逃げた。
 そんなことはあるまい。
 被災地をちゃんと探せば、ボロボロの僧衣姿にゴム長を履き、ヘルメットをかぶって死者ともらいの行脚する坊主が、
 一人くらいは
見つかるはずだ。
 見つけねばならぬ。
 これは、新しい日本誕生のためにどうしても必要なのだ。


● ビルマの竪琴




== 東日本大震災 == 



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